ハワイアン航空のマイルはここがポイント
まずは、専門用語の解説から進めていきましょう。
理解しておきたいのは、主に「マイル」「マイレージプログラム」「アライアンス」の3つです。
マイルの基本
【マイル】
マイルとは、航空会社特有のポイントのことです。
みなさんが日常的に使っているショッピング系のポイントカードと同じような物、と考えると分かりやすいと思います。
マイルは主に飛行機に乗ることで貯まり、そのマイルが貯まるとお得なサービスを受けることができます。
スーパーやドラッグストアなどで買い物をするとポイントが貯まり、貯まったポイント数によってプレゼントをもらえたり嬉しいサービスを受けられるのと同じ仕組みです。
マイルを貯めてできることは、例えば、無料航空券(特典航空券)を入手できたり、エコノミークラスからビジネスクラスにアップグレードできる、など魅力的な特典がたくさんあります。
【マイレージプログラム】
マイレージプログラムとは、マイルのシステム名のことです。
マイレージプログラムで貯まるポイント=マイルということになります。
マイルを貯めるためにまず最初に行わなくてはいけないのが、「マイレージプログラム」に入会すること。入会方法は簡単です。
マイレージプログラム名は航空会社によって違います。
代表的なマイレージプログラムの名称は以下の通りです。
各航空会社のマイレージプログラム名
・ハワイアン航空 ⇒ ハワイアンマイルズ
・マレーシア航空 ⇒ エンリッチ
・日本航空 ⇒ JALマイレージバンク
・全日空 ⇒ ANAマイレージクラブ
・チャイナ エアライン ⇒ ダイナスティフライヤー
・シンガポール航空 ⇒ クリスフライヤー
・アメリカン航空 ⇒ アドバンテージ |
【アライアンス】
アライアンスとは「同盟、協定、協力」という意味です。航空業界ではアライアンスというものがあり、航空会社同士の提携グループのような役割をしています。
アライアンスは大きく分けて3つのグループがあります。ワンワールド、スターアライアンス、スカイチームという名称です。
同じアライアンス内であれば同じグループという意味になりますので、マイルの連携、特典の相互利用、ラウンジの利用、優先搭乗など、お得なサービスを受けられます。
ほとんどの航空会社はこの3つのアライアンスのいずれかに属していますが、ハワイアン航空はどこにも属さないエアラインです。
そのかわりにハワイアン航空は、独自にJAL、大韓航空、チャイナエアライン、ジェットブルー航空、ヴァージン・アトランティック航空、ヴァージン・オーストラリアなどとマイレージ提携を結んでいるので、これらを利用するフライトでマイルを貯めることができます。
ハワイアン航空
提携:JAL、大韓航空、チャイナエアライン、ジェットブルー航空、ヴァージン・アトランティック航空、ヴァージン・オーストラリアなど
ワンワールド
加盟:マレーシア航空、日本航空(JAL)、アメリカン航空、キャセイパシフィック、カタール航空、フィンランド航空、ブリティッシュエアウェイズなど
スターアライアンス
加盟:シンガポール航空、ANA、ユナイテッド航空、エバー航空、など
スカイチーム
加盟19社
チャイナエアライン、デルタ航空、エールフランスなど

ハワイアン航空の提携パートナー
上記のアライアンス紹介でも説明したように、ハワイアン航空はどのアライアンスにも属していません。ですが、さまざまな航空会社と独自にパートナーシップを組んでいるため、提携している航空会社であれば、アライアンスと同じようにマイルの相互利用が可能です。
ハワイアン航空が提携を結んでいるのは、JAL、大韓航空、チャイナエアライン、ジェットブルー航空、ヴァージン・アトランティック航空、ヴァージン・オーストラリアなどです。特にJALとの提携は気になる人も多いのではないでしょうか?
マイレージ会員になれば、ハワイアン航空のフライトでJALのマイルを貯めることができたり、JALのマイルでハワイアン航空の特典航空券を予約できたりと、マイルの相互利用ができます。
JALのコードシェアマップ


ハワイアンマイルズのおすすめポイント
予約不可日が無い
HawaiianMilesが便利である理由の一つが、「ブラックアウト期間」が無いというところです。ブラックアウト期間=特典航空券の予約が不可になる日という意味。夏休みの時期や年末年始など予約が混みあう時期でも、空席があれば予約できるという意味合いになります。
マイルの共有とプレゼントができる
JALやANAなど日系の航空会社はマイルの譲渡ができません。共有はできるにはできますが、家族プログラムなど一部のみ共有可能になっているだけです。ですがハワイアン航空のマイルでは、友人とマイルを共有したり、マイルをプレゼントすることもできます。
そして「SPGアメックスカード」で付与される「Marriott Bonvoyポイント」は、ハワイアンマイルズへの移行もできます。ハワイアン航空と相性の良いカードですので、作っておくのも良いでしょう。
ハワイアン航空のマイルの貯め方
ハワイアン航空のマイレージプログラムは「HawaiianMiles(ハワイアンマイルズ)」という名称です。飛行距離 1 マイル(=1609.344 m)ごとに 1 マイルを獲得できます。
では、ハワイアン航空のマイルは具体的にはどうやって貯めれば良いのかご案内します。
「フライトで貯める」「ホテルの利用で貯める」「レンタカーの利用で貯める」といった方法があります。
①フライトで貯める
ハワイアンマイルズに入会すれば、ハワイアン航空のフライトを利用した時にマイルが貯まります。さらに、JALやチャイナエアラインなどハワイアン航空と提携パートナーを結んでいる航空会社のフライトを利用した時にもマイルを貯めることができます。
②ホテルの利用で貯める
ハワイアン航空と提供しているホテルに宿泊すれば、マイルを獲得できます。
③レンタカーの利用で貯める
海外旅行先ではレンタカーを使って観光することもあるでしょう。ハワイアン航空と提携しているレンタカーを利用すれば、マイルを貯めることができます。

ハワイアン航空のマイルの使い方
①ハワイアン航空のフライトで利用する
ビジネスクラスやファーストクラスへのアップグレードが可能です。
またハワイアン航空のマイルには有効期限が無く、ブラックアウト期間(予約不可日)も設けられていないので、自由に便利に利用することができます。
特典航空券は、ハワイ諸島区間では片道7500マイルから、日本⇔ハワイ間は片道40000マイルから交換できます。
※詳しくは公式サイトのこちらのページをご確認下さい
https://hawaiianair-jp.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/2297
②提携航空会社のフライトで利用する
ハワイアン航空のマイルを使って、提携航空会社のフライトを利用することができます。
③提携会社のサービスを使う
レンタカー、レストラン、ショッピングなどハワイアン航空が提携している会社のサービスとマイルを交換することができます。
ハワイアン航空の提携サービス会社
【レンタカー会社】
|
特典 |
必要マイル数 |
AVIS(エイビスレンタカー) |
$50分のギフト券 | 10,000マイル |
$100分のギフト券 | 20,000マイル |
$200分のギフト券 | 40,000マイル |
Budget(バジェットレンタカー) |
$50分のギフト券 | 10,000マイル |
$100分のギフト券 | 20,000マイル |
$200分のギフト券 | 40,000マイル |
【提携店舗】
|
特典 |
必要マイル数 |
フードランド |
$25分のギフトカード | 5,000マイル |
※詳しくは公式サイトのこちらのページをご確認下さい
https://www.hawaiianairlines.co.jp/hawaiianmiles2/redeem/non-flight-partners
マイルの積算可能なパッケージツアー
パッケージツアーを利用して海外旅行に行く人も多い昨今。パッケージツアーでは、出発日などの条件によってはマイルが加算されない場合もあるので注意しましょう。
マイル加算が可能な運賃に見積り対応している旅行会社に相談するのがベストでしょう。
マイルが付くと思ったのに付かなかった!とならないためにも、事前に確認することをおすすめします。