LCCとの比較1:ハワイアン航空とジップエアー
ハワイアン航空とジップエアーを比べてみます。
①フルサービスかLCCか
格安航空会社「LCC(ローコストキャリア)」に対して既存の航空会社は「FSC(フルサービスキャリア)」と呼ばれます。LCCは航空券が安いことが最大の特徴ですが、荷物の制限が厳しかったり、機内食やアメニティなどのサービスは基本的に別料金で有料です。また、機内設備は簡素な造りとなっていて、一度で多くのお客様を乗せることにより費用を安く抑えているという仕組みなので、座席は狭い造りになっています。
ハワイアン航空はフルサービスキャリアです。機内でのサービスが充実しており、機内食やドリンクなども無料です。航空券料金の中にこうしたサービス料が含まれているので追加料金がかかりません。座席はエコノミークラスでもゆったりとしているので、長時間のフライトでも快適に過ごせるところが人気です。
航空会社の種類の比較
ハワイアン航空 | フルサービスキャリア(FSC) |
ジップエアー | ローコストキャリア(LCC) |
②運航便数(ハワイ行き)の比較
例として日本からハワイまでの便数をハワイアン航空とジップエアーで比べてみます。
ハワイアン航空は成田からは週3日1便、関西からは週1日1便で運航しています。
ジップエアーは、関空にて週1日1便で運航をしています。
ジップエアーでは成田便は運航していませんので、ハワイアン航空の方が選択肢が広がり便利でしょう。
なお、スケジュールは今後変更になる可能性があるため事前にチェックしましょう。
ハワイ行きの運航便数
| 成田→ホノルル | 関空→ホノルル |
マレーシア航空 | 週3日1便 | 週1日1便 |
ジップエアー | 無し | 週1日1便 |
※2021/07/30 調べ 正確な運航状況については航空会社にお問い合わせください
③機材の比較
ハワイアン航空とジップエアーの機材を比べてみます。
ハワイアン航空は、エアバスを主力機とし一部ボーイングも運航しています。
ジップエアーはボーイング787-8型機を所有しており、中長距離向けの機材を使用しています。
機材
ハワイアン航空 | A330-200 A321neo B717-20 |
ジップエアー | B787-8 |
④サービスの比較
フルサービスキャリアのハワイアン航空と、LCCのジップエアーとで、サービスの違いを見ていきましょう。
ハワイアン航空は、機内食や飲み物、アメニティ、手荷物料金や座席指定などは運賃にサービス料が含まれているため、それらに追加料金がかかる事はありません。
また、機内では一人一人の席にモニターがあり映画やゲームなどのエンターテインメントを楽しめます。特にゲームは種類が豊富なため、お子様連れの方でも嬉しい点でもあります。
しかし、LCCのジップエアーには、それらが運賃に含まれていません。
LCCはコストを徹底的に削減する事により、格安で航空券を提供できているので、フルサービスキャリアのようなサービスを無料で受けることはできません。全て別料金が加算されます。
ジップエアーにも機内食はありますが、有料で注文しない限り機内食が運ばれてくることもなく、
モニターも無いのでフライト中に映画などを見たりゲームをする事もできません。
予約変更、予約取り消しでの払い戻しが不可なので、急にどうしてもスケジュール変更をしなくてはならない場合でもお金が返ってくることはありません。
その可能性を考えると、フルサービスキャリアを選んでおけばそのような心配もないでしょう。
サービス面でもフルサービスキャリアとLCCとではかなりの差がありますが、どちらにするかは人それぞれ。何を重視するかによって選んでみるのも良いでしょう。
⑤料金の比較
上記の通り、ハワイアン航空とジップエアーではサービス面や対応についてかなりの違いがあることがお分かりいただけたと思います。では、気になる料金も比較してみましょう。
東京⇔ハワイの往復
2023/4/1~4/30
【エコノミークラスの航空券料金比較】
| ファーサイト | スカイキャナー | トラベルコ | 平均金額 |
ハワイアン航空 | 77,800円~ | 152,170円~ | 148,870円~ | 152,213円~ |
ジップエアー | --- | 103,700円~ | 95,522円~ | 99,611円~ |
