マレーシア航空の手荷物預け入れ情報
預け入れ荷物=受託手荷物とも呼ばれていて、スーツケースなど空港のカウンターで預ける大きな荷物のことです。
無料で預けられる個数・サイズ・重さの制限、そして超過料金などに加え、
スポーツ用品や特殊品目、ペットの輸送などの詳しい情報をお届けします。
預かり手荷物1:重量と個数
出発地または目的地が米国の場合は、個数制になります。それ以外の場合は重量制となります。
個数に規定のある場合、ビジネススイート、ビジネスクラスご利用のお客様の預け入れ手荷物は1つ32キロ(70ポンド)以下、エコノミークラスご利用のお客様は1つ23キロ(50ポンド)以下です。
重量規定の場合、ビジネススイート、ビジネスクラス、エコノミークラス一つあたりの手荷物は32キロ(70ポンド)以下です。重量規定が適用される場合、預入れ手荷物の個数に制限はありません。
重量制
中国、北アジア、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス
キャビン・運賃ブランド |
合計重量 |
ビジネス スイート |
50kg 以内 |
ビジネスクラス |
40 kg以内 |
エコノミーフレックス |
35 kg以内 |
エコノミースマート |
30 kg以内 |
エコノミーベーシック |
25 kg以内 |
エコノミープロモ |
20 kg以内 |
上記以外の日本含む国際線
キャビン・運賃ブランド |
合計重量 |
ビジネス スイート |
50kg 以内 |
ビジネスクラス |
40 kg以内 |
エコノミーフレックス |
30kg以内 |
エコノミーベーシック |
20kg以内 |
エコノミーライト |
0 kg |
個数制
出発地または目的地に米国を含む旅程に適用
最大個数 |
2個(エコノミーの場合一つ23kgまで) |

預かり手荷物2:サイズ
預けられる荷物は、サイズの規定が決まっていますので、荷造りの参考にしてみてください。
預け入れ手荷物はどれも、3辺の合計が158センチ(62インチ)以下です。
1個あたりのサイズ |
158cm(62インチ)以内(幅+奥行+高さの合計) |
画像出典:マレーシア航空公式ウェブサイト 預け手荷物
預かり手荷物3:料金
マレーシア航空の場合、日本発着路線では預け入れ荷物はエコノミーベーシックでは20㎏、エコノミーフレックス30kg、ビジネスクラスは40kg、ビジネススイートは50kgまで無料です。
それ以上の重量を預ける場合は有料になります。
また、規定サイズを超える荷物を預けたい場合は、別途料金が加算されます。
料金は下記の表をご確認ください。
料金は、以下のように、単一の旅程での飛行距離に応じてゾーンごとに計算されます。
ゾーン |
国/目的地 |
料金/kg(USD) |
1* |
マレーシア (半島、サバ、サラワク) |
5 |
2 |
ベトナム、シンガポール、カンボジア、タイ、ブルネイ、ミャンマー、フィリピン、香港、台湾、インドネシア(デンパサール、スラバヤ、クアラナム)、中国、サウジアラビア、バングラデシュ |
8 |
3 |
インド、スリランカ、ネパール、インドネシア(ジャカルタ)、日本、韓国 |
14 |
4 |
オーストラリアとニュージーランド |
20 |
5 |
イギリス |
28 |
|
ゾーン1 |
ゾーン2 |
ゾーン3 |
ゾーン4 |
ゾーン5 |
ゾーン1 |
5 |
8 |
14 |
20 |
28 |
ゾーン2 |
8 |
16 |
22 |
28 |
36 |
ゾーン3 |
14 |
22 |
28 |
34 |
42 |
ゾーン4 |
20 |
28 |
34 |
40 |
48 |
ゾーン5 |
28 |
36 |
42 |
48 |
56 |
※料金は、1回の旅程での出発地から最終目的地までの飛行距離に基づいて計算されます。
※料金はkg単位で課金されます(キャビンクラスの許容無料手荷物許容量を超える場合)
≪サイズ超過荷物の料金≫
1個あたりのサイズは、158cm以内(幅+奥行+高さの合計)と決められています。
3辺の和が158センチ~204センチ(62~80インチ)の荷物は超尺荷物とみなします。
3辺の和が204センチ(80インチ)以上の手荷物は機内への持ち込みも預け入れも出来ません。MABkargo(マレーシア航空貨物部門)に問い合わせが必要です。
MABkargo(英語サイト): https://www.maskargo.com/product-solutions/products/priority-business-customer
≪エキストラ・バゲージ≫
旅行に行くと必要な物やお土産の購入で、荷物が増えてしまうものです。空港で超過料金を気にするよりも、エキストラバゲージの事前購入がおすすめです。
受託手荷物許容量を超える手荷物の預け入れが必要になると確定している場合、
「エキストラ・バゲージ」の事前購入がお得です。約20%オフの料金で購入できます。
予約の管理画面よりオンラインでご購入か、コールセンターまでお電話することで購入できるようです。
※インターラインおよびコードシェア便では、超過手荷物はご利用いただけません。
※購入した超過手荷物は返金不可

預かり手荷物4:ペット
マレーシア航空は、マレーシア国内線以外ペットを機内持ち込みができないため、
ペットを受託手荷物としてチェックイン時に預け入れるかマレーシア航空の貨物サービスMASkargoにて貨物として取り扱う必要があります。
ペットは超過手荷物として請求されるので注意が必要です。
主に猫、犬、魚などの預け入れが可能です。
また、獣医によって発行された健康診断書、輸出許可、輸入許可、犬の場合は狂犬病ワクチン接種証明書が必要になる場合があります。
大事なパートナーであるペット、どのような対応が必要か事前にマレーシア空港に問い合わせておくと安心です。
【犬】
以下の犬種とその交配種は搭乗できませんのでご注意ください
預かり手荷物5:楽器やスポーツ用品等特殊な手荷物
マレーシア航空は、どの受託手荷物も、3辺の和が62インチ(158センチ)重さは32キロ(70ポンド)に制限されるので注意が必要です。
3辺の和が158~204センチのものは超過手荷物とみなされ、3辺の和が204センチ(80インチ)以上の手荷物は預け入れも機内持ち込みもできないため、
事前にマレーシア航空貨物部門、貨物会社、または貨物航空会社に問い合わせる必要があります。
サイズ・重量
最大サイズ |
204cm以内(158㎝以上のものは超過手荷物) |
最大重量 |
32 kg |
<楽器>
楽器は基本機内持ち込み、または貨物室にて預け入れになります。大きさと形を確認後、搭載方法を決定されますが、
頑丈に梱包することで、受託手荷物として預け入れが可能になります。
チェロ、アコーディオン、ギターなどの大きな楽器は、設置用の追加座席を購入することで機内へ持ち込みができます。
コントラバスやトロンボーンなどの大きな楽器は、チェックインカウンターでお預かりし、貨物室に搭載いたします。
※楽器は安全に梱包する必要があります
※楽器とコンテナには、該当する大型手荷物料金が適用されます。
※楽器のチェックインには、Limited Release Baggage Tag (LRT) が必要です。
<スポーツ>
スポーツ用品は衝撃に耐えうるバッグや袋での梱包が必要になります。
・ゴルフ用品
・サーフィン/ウインドサーフィン
・セールボードやマスト
・カヌー
・二輪車/自転車(ツーリング用やレース用 - 動力のついていないもの)
・釣り用品
・アーチェリー用品
・ボーリング用品
・狩猟用品
・パラシュート
・スポーツ射撃用の銃や弾薬
・スキューバダイビング用品
・スキー/水上スキー用品
<その他>
マレーシア航空ご利用の場合、下記は無料で機内にお持ち込み、または預け入れが可能です。
乳幼児に必要なもの。(ベビーカー、ベビーシート、ベビーサークル)
医療用品(手動車いす、電動車いす - 乾式やゲル式バッテリー使用のものに限る)
松葉づえ・つえ・歩行器・背もたれ・車いす用背もたれ・補助装具
上記荷物の無料持ち込み、または受託はすべてのお客様に適用されますが、下記のような例外があります。
乳幼児 (2歳未満) (大人料金の航空券代金10%の場合) |
乳幼児は下記の機内持ち込み、または預け入れが無料です 3辺の和が45インチ(115センチ)以下の機内持ち込み手荷物ひとつ 折たたみ式ベビーカー、またはベビーバスケットで、総重量が10キロ以下 |
お子様(2歳~12歳未満) |
大人と同じ取り扱い |
お体の不自由なお客様 |
お体の不自由なお客様は通常の無料機内持ち込み、または受託手荷物以外に、車いす(手動・電動)/ 移動用品 / 松葉づえ、その他整形用器具 |
生鮮品は同意書を記入することで預け入れが可能です。以下が生鮮品の例です。
同意書記入で預け入れ可能な手荷物
生、または冷凍の果物、野菜、肉類、家禽類、パン類、乳製品。 |
植物や花、果物、野菜の苗木
|
切り花や生け花 |
※魚介類は生鮮品ですが、魚介から染み出た液体が機体を腐食させ、補修が必要となる可能性があることから、預入れ手荷物として取り扱いができません。
預かり手荷物6:預け入れ禁止手荷物
マレーシア航空の預け入れ禁止手荷物は下記になります。
荷造り時にご参考にしてください。
預け入れ禁止手荷物
圧縮ガス、腐食物、毒物、可燃性の液体物、水銀、武器、酸、酸化物、爆発性のある物質、放射性物質、磁気性物質、事前にお申し出のない弾薬 |
空港規定に従い、保安物としてのみお預かりする手荷物
武器、弾薬 |
預け入れ不可だが機内持ち込みは可能な手荷物
魚介類、アンティークの銃、刀剣、ナイフなどの武器 |