エミレーツ航空ビジネスクラスの特徴7選
エミレーツ航空のビジネスクラスについて、座席シート、機内食、ラウンジ、機内サービス、アライアンス、料金、優先サービスなどの情報をご紹介します。
ビジネスクラスの特徴1:シート
まずは2階建ての巨大機種エアバスA380のシート詳細をご案内します。
座席配列
1-2-1のスタッガード配列
席を互い違いに設置することで、どの席からも直接通路に出ることができる画期的な配列になっています。全席通路側スタイルです。
ビジネスクラス座席数
76席
シートピッチ
122cm
シート幅
47cm
リクライニング角度
180度フルフラット可能
(フルフラット、リラックス、ランディングの3種類に調整できます)
詳細な航空機別ビジネスクラスの紹介はこちら
ビジネスクラスの特徴2:機内食
洋食はオードブル、メインディッシュ、デザートがあり各2種類から選べます。エミレーツ航空の食事はハラルミールといってイスラム教徒の戒律で許されている料理になりますが、飲み物は各アルコール類から好きなものを自由に飲めますのでご安心を。
和食も人気があります。ハラルミールのため、和食メニューでも酒やみりんは使われていませんが、そのかわりに本格的な出汁で味付けされているので、料亭さながらのメニューを楽しめます。
また、カフェインレスのコーヒーも用意されているので、女性客や安眠を妨げたくないという人にとても嬉しいサービスです。こういった細やかなところまで行き届いた気配りからも、エミレーツ航空のおもてなしに対するこだわりがうかがえます。
新鮮な食材を使って、空の上のレストランを実現させているエミレーツ航空。機内食が美味しいのも人気の理由のひとつです。
ビジネスクラスの特徴3:ラウンジ
エミレーツ航空はラウンジも豪華でおしゃれ。
本拠地のドバイ国際空港にはビジネスクラス搭乗者用のラウンジが3つあります。そして3つで4600人が利用できるほどの圧倒的規模を誇ります。一般的に、1フロアには複数の航空会社ラウンジが入っているというパターンが多いですが、エミレーツ航空は違います。なんと1フロア全てがエミレーツ航空のラウンジになっています。コンコースA、コンコースB、コンコースCの各ラウンジはそれぞれ異なる雰囲気なので、全てまわってみるのも楽しいでしょう。
ラウンジ内はインテリアもおしゃれで、落ち着いた大人の空間になっています。
テーブル席やソファー席、バーなどはもちろん備わっていますが、パーテーションで囲まれた休憩スペースもあるので仮眠もとれます。シャワー設備もあるので、すっきりしてからのんびりするのもおすすめの過ごし方です。
料理も凝っていて、郷土料理や洋食、焼きたてのパン、軽食からメインメニューまでレストラン並みです。アルコール類や、アイスクリームの食べ放題カートまである充実ぶり。
コンコースBには、モエ・エ・シャンドンに特化したおしゃれなシャンパンBar、コスタコーヒーによるバリスタサービス、高級ミネラルウォーターVOSSによるVOSS Health Hubもあり、1日中ラウンジにいたくなってしまうくらい人気スポットが盛りだくさん。
成田にあるエミレーツ航空ラウンジもおすすめです。
とても静かでガヤガヤしていることもなく、隠れ家カフェのようにくつろげます。そして成田のラウンジは、JALや他の航空会社の搭乗客は利用できないので、まさにエミレーツ航空ビジネスクラス搭乗者のためだけのラウンジ。とても贅沢で優先された空間になっています。
料理も煮込みやステーキ、炒め物など温かいものから、お寿司やチーズなど冷たいものまで、ビュッフェレストラン並みの品ぞろえ。空港でしか体験できないラウンジ料理を堪能できます。
成田にあるラウンジもシャワーがありますので、汗を流してさっぱりすれば自宅にいるかのようにくつろげます。

ビジネスクラスの特徴4:機内サービス
エミレーツ航空のビジネスクラスに搭乗すると、機内ではどんなサービスを受けられるのかご紹介します。
機内設備
A380の2階部分には、機内ラウンジがあります。バーテンダーによるカクテルやその他の飲み物、軽食をテーブル席やカウンター席で頂けます。
フライトの途中で少し気分を変えたい時などに利用できます。
座席シートでのサービス
ビジネスクラスでは、就寝前に客室乗務員が、座席に敷パッドを準備してくれるベットメイキングサービスがあります。
また、ブランケットもしっかりした作りで厚みも充分。睡眠用の掛け布団としての役割をしっかり果たします。
座席周りの機器
個人用のミニバーもあり、無料でいただける飲み物がストックされています。
収納棚もあるので荷物の整理も便利です。
タブレット端末、電源ポート、読書灯も完備。ソックスやアイマスクもあります。
飛行機の中で長時間過ごすのに必要な物が全てそろっているという印象です。
エンターテインメント
エミレーツ航空の機内エンターテインメントは、航空会社の格付けランキング「ワールド・ベスト機内エンターテイメント」で堂々の1位を獲得した実績があります。(英:スカイトラックス社調べ)
そのエンターテインメントシステムは『ice』という名称です。映画や音楽など4500以上のコンテンツがあり、最新作や名作、字幕や日本語吹き替えも豊富なので、長時間のフライトでも充実した時を過ごせます。
アメニティ
ブルガリのものが用意されています。女性用と男性用で中身が少し異なります。
女性用は、ブルガリのポーチの中にブルガリのボディローション、乳液、ミニ香水、そして
手鏡、クシ(コーム)、ハンドクリーム、ティッシュ、おしぼり、歯磨きセット。
男性用は、ブルガリのポーチの中にブルガリのボディローション、シェイブバーム、ミニ香水、そして制汗剤、シェーバー、シェービングフォーム、クシ(コーム)、ティッシュ、おしぼり、歯磨きセット。
ブルガリのアイテムをアメニティでもらえるのは、特別感があって嬉しいポイントです。

ビジネスクラスの特徴5:アライアンス
航空業界には、「スターアライアンス」「ワンワールド」「スカイチーム」という世界三大アライアンス(大規模な提携グループ)がありますが、エミレーツ航空はどのアライアンスにも属していません。
アライアンスではありませんが、多数の航空会社と独自の提携を結んでいます。
そのため、アライアンスと同じように提携同士であればマイルの相互利用が可能です。
提携先としては、JAL(日本航空)、マレーシア航空、大韓航空、カンタス航空など約20のエアラインがあります。
提携エアライン
JAL(日本航空)、マレーシア航空、大韓航空 |
カンタス航空、フライドバイ、ジェットスター航空 |
ジェットスター・アジア航空、ジェットブルー、マルタ航空 |
モーリシャス航空、バンコク航空、タイ国際航空 |
中国南方航空、コパ航空、ゴル航空 |
SpiceJet、S7航空、南アフリカ航空 |
ウエストジェット航空、TAPポルトガル航空 |

ビジネスクラスの特徴6:料金
旅行の目的地が決まったら、航空券の購入もしなくてはいけません。座席クラスを選ぶ時に一番気になるのは費用面ではないでしょうか?
エミレーツ航空の場合、エコノミークラスとビジネスクラスでどのくらい金額の差があるのか見てみましょう。
【2023年8月の場合】ファーサイト調べ
それでは例として、東京からアラブ首長国連邦ドバイ、トルコ、フランス、モルディブ、ブラジルに行く場合の料金を比べてみます。
エコノミークラスとビジネスクラスでは往復の航空券料金は全然と言っていいほど異なります。ですがどれも長距離のフライトになりますので、エコノミークラスよりもビジネスクラスで何もかも快適に過ごすのをおすすめします。
エミレーツ航空 エコノミークラス
東京⇔ドバイ(アラブ首長国連邦) 往復 103,000円~
東京⇔イスタンブール(トルコ) 往復 143,500円~
東京⇔パリ(フランス) 往復 137,500円~
東京⇔マーレ(モルディブ) 往復 125,500円~
東京⇔サンパウロ(ブラジル) 往復 183,000円~
エミレーツ航空 ビジネスクラス
東京⇔ドバイ(アラブ首長国連邦) 往復 709,000円~
東京⇔イスタンブール(トルコ) 往復 559,000円~
東京⇔パリ(フランス) 往復 529,000円~
東京⇔マーレ(モルディブ) 往復 659,000円~
東京⇔サンパウロ(ブラジル) 往復 759,000円~

ビジネスクラスの特徴7:その他の優先サービス
ビジネスクラスの場合、エコノミークラスには無いサービスを受けることができます。非常に優先された内容ばかりなので、旅の時間を有意義に使えるでしょう。
【優先サービス】
・優先空港チェックイン
ビジネスクラス専用のチェックインカウンターがあります。他の座席クラスの搭乗者は利用できないので、チェックインを早く済ませることができます。
・優先搭乗
他の座席クラスの搭乗者よりも先に機内に乗り込むことができます。着席後すぐにウェルカムドリンクが提供されるので、離陸までゆっくり過ごせます。
・優先荷物受け取り
空港に到着後、スーツケースなどの預け入れ手荷物を受け取る際、ビジネスクラス搭乗者は優先されます。長時間待つ必要がなく、すぐに荷物を受けとることができます。