エミレーツ航空の手荷物預け入れ情報
「預け入れ荷物」とは「受託手荷物」とも呼ばれ、スーツケースなど空港のカウンターで預ける大きな荷物のことを指します。自分の座席までは持っていけない荷物のことです。国内旅行では大きめのリュックやボストンバック一つで済むとしても、海外旅行ではスーツケースを持っていくのが一般的です。
エミレーツ航空に搭乗する際に注意すべきこととして、預け入れ荷物は、発着地によって重量制か個数制のいずれかが適用されるということです。 自分の出発地、到着地にあわせてご確認ください。
個数制は、南北アメリカおよびアフリカ発着便の受託手荷物にのみ適用されます。
南北アメリカおよびアフリカ発着便以外の日本発便などは、重量制となります。
南北アメリカおよびアフリカ発着便以外 (日本発便など) |
重量制 |
南北アメリカおよびアフリカ発着便 |
個数制 |
預かり手荷物1:重量制
重量制は、日本発便など南北アメリカおよびアフリカ発着便以外の受託手荷物にのみ適用されます。
該当搭乗クラスの最大手荷物許容量の範囲内であれば、個数に制限なく手荷物を預けられます。
エコノミークラス
搭乗クラス |
Special |
Saver |
Flex |
Flex Plus |
エコノミークラス |
20 kg*1 |
25 kg*2 |
30 kg |
35 kg |
※1 アラブ首長国連邦・インド間のエコノミーSpecial運賃の便では25 kgです
※2 2019年11月26日以降に発行されたエコノミーSaver運賃の航空券のオーストラリアとニュージーランド発の区間は30 kgです
ビジネスクラス、ファーストクラス
搭乗クラス |
受託手荷物許容量 |
ビジネスクラス |
40 kg |
ファーストクラス |
50 kg |
預かり手荷物2:個数制(南北アメリカおよびアフリカ)
個数制は、南北アメリカおよびアフリカ発着便の受託手荷物にのみ適用されます。
南北アメリカおよびアフリカ発着便の手荷物許容量(南北アメリカ圏内および米国とヨーロッパ間のフライトを除く)
搭乗クラス |
受託手荷物許容量 |
エコノミークラス |
*Special運賃の場合は23kg未満の手荷物1個
Saver、Flex、およびFlex Plusの運賃ではそれぞれ23 kg未満の手荷物2個 |
ビジネスクラス |
1個あたり32 kgの手荷物を2個まで |
ファーストクラス |
1個あたり32 kgの手荷物を2個まで |
※アフリカからの出発便をご利用で、2020年5月11日以前に発行された航空券をお持ちの場合、エコノミーSpecial運賃ではそれぞれ23 kg未満の手荷物2個を預け入れ可能です。
南北アメリカ圏内および米国とヨーロッパ間のフライトの手荷物許容量
搭乗クラス |
受託手荷物許容量 |
エコノミークラス |
SpecialおよびSaverのl運賃の場合は23 kg未満の手荷物1個
FlexおよびFlex Plusの運賃ではそれぞれ23 kg未満の手荷物2個 |
ビジネスクラス |
1個あたり32 kgの手荷物を2個まで |
ファーストクラス |
1個あたり32 kgの手荷物を2個まで |
預かり手荷物3:サイズ
荷物サイズは、重量制と個数制で異なります。
重量制は、日本発便などの南北アメリカおよびアフリカ発着便以外に適用され、個数制は、南北アメリカおよびアフリカ発着便のみ適用されます。
重量制の場合(日本発便などの南北アメリカおよびアフリカ発着便以外)
搭乗クラス |
3辺の合計(縦・横・高さ) |
エコノミークラス
ビジネスクラス
ファーストクラス
|
300 cm(118インチ)を超えないもの |
個数制の場合(南北アメリカおよびアフリカ発着便)
搭乗クラス |
3辺の合計(縦・横・高さ) |
エコノミークラス
ビジネスクラス
ファーストクラス
|
150 cm(59インチ)を超えないもの |

機内持ち込み手荷物4:ペット
エミレーツ航空では、ペットを機内(座席)に持ち込む事はできないため、スーツケースなどと同様に受託手荷物扱いとなります。
ペットとケージは、無料受託手荷物許容量に含めることはできません。
また、手続きと書類の提出が必要になります。
手続き完了まで時間がかかってしまう場合があるので、出発日までに余裕を持ってエミレーツ航空にお問い合わせしましょう。
動物の超過手荷物
動物と容器 |
料金 |
動物と容器の合計重量が23kg、サイズが150cmを超えない場合 |
500米ドル |
動物と容器の合計重量が24kgから32kg、サイズが150cmから300cmの場合 |
650米ドル |
動物と容器の合計重量が32kg以上、サイズが150cmから300cmの場合 |
800米ドル |
容器のサイズが300cm以上の場合 |
貨物 |
ドバイに入国する場合 |
貨物 |
総飛行時間が17時間を超える場合 |
貨物 |
動物を受託手荷物として入国させることを許可していない国に渡航する場合 |
貨物 |
預かり手荷物5:楽器
エミレーツ航空では、楽器を持ち込む場合は、預け入れ荷物(受託手荷物)か手荷物として持ち込む事が可能です。または、大型楽器を席まで持って行きたい場合は、自分の席とは別で楽器用の座席を購入すれば可能です。
受託手荷物として預ける場合は、通常の超過手荷物料金がかかります。
預かり手荷物6:スポーツ用品
エミレーツ航空では、スポーツ用品は預け入れ荷物(受託手荷物)として預け入れ可能で、受託手荷物の許容量の制限が適用されます。許容量を超えた場合は、超過重量料金が必要になります。
自転車を受託手荷物として預けたい場合は、特別な梱包要件の規則が適用される場合があるため、出発の24時間前までにエミレーツ航空に連絡をしましょう。
その他スポーツ用品の条件については下記を確認ください。
・スキューバダイビング用品
酸素ボンベを預け入れる場合は、中身を抜いておきましょう |
・競技用武器および弾薬
ターゲット・ピストル、ライフル、エアガン、サファリ・ライフル、狩猟用ライフルなど、競技・狩猟用の銃器は、条件に基づき受託手荷物として預けましょう。
・銃器は銃弾を必ず抜いてください。可能であれば、分解してスーツケースや標準の銃ケースの中に収納してください。
・出発の3営業日以上前までにエミレーツ航空にて事前の承認を受ける必要があります。承認手続きは、ヘルプセンターの「エミレーツにお問い合わせ」セクションで銃器に関する申告書(英語のみ)からお問い合わせしてください。お祝祭日と週末は営業日に含まれないため、気を付けましょう。
エミレーツにお問い合わせ(英語のみ)
https://www.emirates.com/english/help/forms/firearms-weapons-ammunition/
・銃弾は、強度のある密封された箱に詰め、さらに箱を他の荷物で囲むようにしてスーツケースの中に安全に保管する必要があります。スーツケースには「爆発物」のラベルを付けないようにしてください。
・お1人あたりの受託手荷物として預け可能な銃弾の最大総重量は5kg(11ポンド)までです。団体の場合は、個人の受託手荷物に分けて持ち込んでください。その場合でも、1つの手荷物は5kg(11ポンド)までです。
|
ドバイに入国あるいは経由する便で銃器を預ける場合は、以下の特別条件が適用されます。
・アラブ首長国連邦に銃器や銃弾を持ち込む場合は、ドバイ首長国連邦税関および国防庁の事前検査を受ける必要があります。エミレーツ航空では案内をしていないため、政府の管轄省庁に直接お問い合わせください。
・他のフライトにの乗換えや乗り継ぎの際は、銃器や銃弾の携帯旅行に対する事前検査は、ドバイ航空警察および民間航空局で受けてください。
|
・スキー用品
スキー用品は通常の受託手荷物として預け入れ可能です。
ただし、追加料金が請求される場合があるため、詳しくはエミレーツオフィスまで問い合わせましょう。
エミレーツオフィス
https://www.emirates.com/jp/japanese/help/offices/
スキー用品1セットとは次のものを指します。
・スキー板1台、ストック1組、スキー靴1足組
・スノーボード1台と靴1足組
|
水上スキー用品1セットとは次のものを指します。
・標準的な水上スキー1組
・スラローム用水上スキー1台
|
・その他のスポーツ用品
エミレーツ航空では、条件を満たしていれば、ウィンドサーフボード、カイトサーフィン、カヤック、ボディーボード、棒高跳び、などのスポーツ用品も通常の受託手荷物として預け入れ可能です。
・帆は取り外し、折り畳みが可能であること。
・硬質ケースに、適切に収納してあること。そうでない場合、免責同意書への署名が必要になります。
・大きさの合計は300cm(118インチ)を超えないものとします。
|
サーフボードについての条件
・フィンは、外しておく、またはそれらを取り除くことができない場合は、発泡スチロールでしっかり梱包すること
・ノーズとテールの両方は、保護のために気泡緩衝材またはネオプレンスポンジを取り付けること
・レール(板の側面)は、衝撃を吸収するように側面に沿って段ボールを取り付けてあること
・サーフボードはサーブバッグに適切に収納してあること
|

預かり手荷物7:預け入れ禁止手荷物
エミレーツ航空の預け入れ禁止手荷物は下記になります。
荷造り時に参考にしてください。
《預け入れ、機内持ち込み、どちらも禁止》
・モーター付きの乗り物(個人用電動機付き車両)
安全上の理由で、ホバーボード、ミニセグウェイ、スマートまたはセルフバランス・ホイールは機内に持ち込めません。エミレーツ航空では、電池のあるなしにかかわらず、受託手荷物または機内持ち込み手荷物にこのような品目を入れることを禁止しています。この規則は、これらの品目の機内持ち込みが許可されている航空会社からの乗り継ぎの場合にも適用されます。
・アタッシェ(外交使節団職員)のケース
リチウム電池および/または花火原材料などの危険物が入った、セキュリティ機能付きの書類入れ、キャッシュボックス、現金袋。航空会社の承認を得た場合を除き、は一切禁止です。
・マッチ、安全(小型パケット1個)ライターまたは小型シガレットライター
個人使用を目的とする、液化ガス以外の未吸収液体燃料を含まないマッチ、安全(小型パケット1個)ライターまたは小型シガレットライター。軽量の燃料とリフィルは、個人が身に着けることも、チェックイン手荷物または機内持込荷物として持ち込むことも禁止されています。「万能」マッチ、「青炎」または「シガー」ライターは禁止されています。
・火薬を含有する品目
例:クリスマス用クラッカー、爆竹、打ち上げ花火、花火、線香花火
・無力化装置
無力化装置 - 催涙ガス、唐辛子スプレーなど、刺激物や身体機能を奪う物質を含む道具
・電気ショックを与える武器
爆発物、圧縮ガス、リチウム電池などの危険物を含む電気ショックを与える武器(スタンガンなど)
|
《預け入れ不可だが機内持ち込みは可能な手荷物》
・電子タバコ
電池を搭載した電子タバコ(電子シガー、電子パイプ、電子携帯香炉、その他の個人用吸入器を含む)は、偶発的な起動を防ぐために個別に保護する必要があります。
・電池
携帯電子機器用の予備/またはケースに入っていない電池(リチウムイオン電池または電池を含む)は、機内持込手荷物の中に入れた場合のみ機内に持ち込めます。パワーバンクなどの電力供給を主な目的とする品目は、予備の電池とみなされます。これらの電池は、短絡を避けるために個別に保護する必要があります。持ち込みいただけるスペアバッテリーの数は1人当たり最大20台に制限されます。
・Division 2.2に記載されている非可燃性、無毒性のエアロゾル
副次的リスクがなく、スポーツ用または家庭用のDivision 2.2に記載されている非可燃性、無毒性のエアロゾル。Division 2.2のすべての非放射性医療品またはトイレ用品、および非可燃性かつ無毒性のエアロゾルの正味総量は2キログラムまたは2リットルを超えてはならず、各品目の正味量は0.5キログラムまたは0.5リットルを超えてはいけません。エアロゾルの放出バルブは、内容物の意図しない放出を防ぐために、キャップまたは他の適切な手段によって保護する必要があります。
・燃料電池
燃料電池 - 携帯電子機器(例:カメラ、携帯電話、ノートパソコン、ビデオカメラ)に電力を供給する燃料を含むもの。
|
《承認が必要な手荷物》
・リチウム電池駆動の電子機器
リチウム電池駆動の電子機器。携帯電子機器(医療用を含む)用リチウムイオン電池のワット時定格は、100ワット時以上、160ワット時以下とします。携帯医療用電子機器の場合、リチウム金属電池のリチウム含有量は、2グラム以上、8グラム以下とします。
・リチウム電池:セキュリティタイプの機器
リチウム電池:リチウム電池を含むセキュリティタイプの機器は、グループセキュリティと比較衡量した上で持ち込み可能かどうかを決定します。
・容器から取り出した100ワット時以上の電池、またはリチウム含有量2グラムの電池
消費者向け電子機器および携帯医療機器(PMED)用の、予備または容器から出したリチウム電池は、ワット時定格が100ワット時以上160ワット時以下とします。PMED用のみリチウム含有用を2グラム以上8グラム以下とします。機内持込手荷物には最大2本の予備電池まで持ち込めます。これらの電池は、短絡を避けるために個別に保護する必要があります。
・リチウムイオン電池駆動の移動支援器具(折りたたみ式)
移動支援器具:リチウムイオン電池駆動の移動支援器具(折りたたみ式)は、リチウムイオン電池を取り外して機内に運び込む必要があります。このような車椅子用の電池は、300ワット時を超えてはならず、または動作に2つの電池必要な器具の場合は、各電池は160ワット時を超えてはいけません。300ワット時を超えない追加の予備電池を1本、またはそれぞれ160ワット時以下の2本の予備電池を機内に持ち込むことができます。
・密閉型湿式電池を使用する移動支援器具
移動支援器具:密閉型湿式電池またはIATA危険物規制特別規定A123またはA199に準拠する電池(短絡から保護されている)を使用する、電池駆動の車椅子またはその他の同様の移動支援器具。電池は格納して短絡から保護し、車椅子または移動支援器具にしっかりと取り付けます。
・開放型電池駆動式の移動支援器具
移動支援器具:開放型電池またはリチウム電池による電池駆動式の車椅子その他の同様移動支援器具。車椅子または移動支援機器は常に立てた状態で積み込み、収納し、固定し、荷降ろしすれば、電池が車椅子から外れることはありません。電池の端子は短絡から保護する必要があります。例えば、電池容器に入れて電池を車椅子または移動支援器具にしっかりと取り付けます。エミレーツ航空から入手できるリチウム電池には、追加の制限が適用されます。エミレーツ航空に事前に確認しましょう。
・小型で非可燃性のガスカートリッジ
Division2.2の二酸化炭素またはその他のガスを含む、小型で非可燃性のガスカートリッジ。ライフジャケットやベストなどの自己膨張式安全装置に取り付ける最大2つまでの小型カートリッジ。1人につき他のデバイス用に、最大1つのデバイス、最大2 つの予備の小型カートリッジ、4つ以内のカートリッジで最大50ミリリットルの水量。
・雪崩救助用バックパック
雪崩救助用バックパック - 1人につき1つ、Division 2.2に記載されている圧縮ガスのカートリッジを含む。Division 1.4Sに従い、正味200ミリグラム以下の圧縮ガスを含有する発火トリガー機構を装備することも可能です。バックパックは、誤って起動できないように梱包する必要があります。バックパック内のエアバッグには、圧力リリーフバルブが取り付けられていなければなりません。
・キャンプ用ストーブと燃料容器
キャンプ用コンロと引火性の液体燃料が入った燃料コンテナ - 燃料タンクが空のものおよび/またはキャンプ用コンロの燃料タンクおよび/または燃料コンテナ内の液体燃料が完全に空で、危険を避けるための措置が完全になされている燃料コンテナ。
・水銀が充填された温度計または気圧計
政府の気象局または同等の公的機関の代表者が運ぶ水銀が充填された温度計または気圧計 - 密閉型インナーライナーを有する丈夫な外装または強力な漏れ防止を施した穿刺耐性材料のバッグに入れ、どのような姿勢にしてもパッケージからの水銀が漏出しないようにしたもの。
・酸素または空気、気体を詰め込んだシリンダー
医療用に必要な酸素または空気、気体を詰め込んだシリンダー。シリンダーの総重量は5キログラムを超えてはいけません。液体酸素システムの輸送は禁止されています。
・ドライアイス(二酸化炭素、固体)
規則の対象外の生鮮食品をチェックイン手荷物または機内持込手荷物内で梱包している場合であって、手荷物(パッケージ)から炭酸ガスが放出される場合、ドライアイス(二酸化炭素、固体)は、1人あたり2.5キログラムを超えないようにします。チェックイン手荷物には「ドライアイス」または「二酸化炭素、固体」であること、またドライアイスの正味重量またはドライアイスが2.5キログラム以下であることを表記します。
・化学物質モニタリング装置
化学物質モニタリング装置 - IATA危険物規則表10.3.Cに指定されている活動限度を超えない放射性物質を含有する計器で、化学物質モニタ(CAM)および/またはラピッドアラームおよび識別装置モニタ(RAID-M)を含みます。化学兵器禁止機関(OPCW)の職員が公用で渡航する際に輸送する場合、装置はリチウム電池を使用せず安全に梱包します。
・発熱する物品
発熱する物品は、水中灯(ダイビングランプ)およびはんだごてなど、高温の熱を発生させることができる電池駆動の機器であり、起動すると火災の原因となります。電池の発熱部品は分離して別個に包装し輸送中の起動を防ぎます。取り外した電池の短絡を防ぐ必要があります。
・弾薬
厳重に梱包された弾薬(武器としての使用を目的としたカートリッジ)(Division 1.4S、UN 0012またはUN 0014のみ) - 個人による使用を目的とし、1人あたりの総重量が5キログラムを超えないもの。2名以上を合算して、1つまたは複数の手荷物の許容量とすることはできません。
|