チャイナ エアラインのペット預け入れ・機内持ち込みについて
チャイナ エアラインで犬や猫を輸送したい場合は、受託手荷物扱いとなります。ペットやケージは無料受託手荷物の許容量に含めることはできません。
輸送できるのは、猫、犬、盲導犬、聴導犬、介助犬です。
ペットの同伴について1:重さとペットの数
行き先によってケージに入れられるペットの重さの制限があります。
① 中南米、米国、カナダ領域外のペットに関するポリシー
ペットの年齢 |
ペットの重量 |
1つのケージに収容できる
ペットの数 |
6ヵ月以上 |
14kg以上 |
1匹 |
14kg以下 |
2匹まで |
10週以上、6ヵ月以下 |
14kg以下 |
同腹の子犬/子猫を3匹まで |
② 中南米、米国、カナダ領域の発着便におけるペットに関するポリシー(グアムを除く)
ペットの年齢 |
ペットの重量 |
1つのケージに収容できる
ペットの数 |
6ヵ月以上 |
制限なし |
1匹 |
9kg以上 |
1匹 |
10週以上、6ヵ月以下 |
9kg以下 |
2匹 |
ペット同伴について3:ケージについて
ペットを輸送するケージは次の条件を守る必要があります。
≪ケージの条件≫
・硬質プラスチック製であること
・出入口は1カ所のみ
・ペットが横になったり立ったりできる大きさ(立った時に天井に当たらない大きさ)
・3方向に通気口があること
・床は吸収性の高い素材で覆われていること
・扉の四隅がジップタイでしっかり留められていること
・貨物取扱ラベル(Live Animal Label)が貼られていること
・ケージ内に水と餌が十分に入った容器が設置されていること
※ネジで部品を固定したケージやスナップ留めのケージは不可
≪ケージのサイズ≫
ペットケージ外側の高さの上限:70cm
ペットケージ外側の幅の上限:90cm
ケージの長さ=A+1/2(B)
ケージの幅=C×2
ケージの高さ=D
A=ペットの鼻の先から尻尾の付け根までの長さ
B=地面から肘までのペットの前足の高さ
C=ペットの肩幅
D=頭頂部または耳先(いずれか高い方)から地面までの自然の立ち位置でのペットの高さ
ペット同伴について4:ペットが搭乗できない機材
チャイナ エアラインのB738型機、ERJ型機では、貨物室の温度管理の問題からペットを預けることができないので注意しましょう。
ペット同伴について5:犬猫の種類と条件
≪輸送禁止の種類≫
次のような闘犬・猛犬は輸送できません。(雑種、亜品種を含む)
- ・アメリカンピットブル
・アメリカンスタッフォードシャーテリア
・フィラブラジリロス
・土佐犬
・ピットブルテリア
・ドゴアルゼンチーノ
・マスティフ
≪条件ありの種類≫
次のような短頭種の犬猫は、総飛行時間が6時間以下、旅程内のすべての区間で気温が21度を超えない場合のみ、輸送できます。
ここでいう総飛行時間とは、「飛行時間」+「乗り継ぎ中の地上滞在時間」の合計となります。
短頭種の犬猫は、21度を超える気温に弱く、気道がふさがって呼吸困難になったり熱中症になり死に至ることもあるので、細心の注意を払いましょう。
- 犬
- ・ボストンテリア
・ボクサー
・ブリュッセルグリフォン
・ブルテリア
・パグ
・チャイニーズパグ
・ジャパニーズパグ
・オランダパグ
・イングリッシュブルドッグ
・イングリッシュトイスパニエル
・フレンチブルドッグ
・ジャパニーズチン
・ラサアプソ
・ペキニーズ
・シーズー
・チベットスパニエル
・アーフェンピンシャー
- 猫
- ・バーミーズ
・エキゾチックショートヘア
・ヒマラヤン
・ペルシャ猫(チンチラを含む)
・ブリティッシュショートヘア
・スコティッシュフォールド
輸送可能な地域と月
輸送可能な地域 | 台湾、北東アジア、中国 |
輸送可能な月 | 1月、2月、3月、12月 |
ケージの条件
サイズ | 通常サイズよりも1サイズ大きなケージを用意しましょう |
設置物 | 水は置いておけますが餌は入れることはできません |
その他 | 四方すべてにおいて通気性が良いケージにしましょう |
≪その他の条件≫
全ての種類の動物において、次の条件
子犬・子猫 | 生後10週未満は輸送できません |
妊娠中 | 妊娠40日以上は輸送できません |
出産後 | 出産後7日以内は輸送できないことがあります |
ペット同伴について6:盲導犬などの介助犬について
チャイナ エアラインでは、体の不自由な方が同伴する盲導犬や聴導犬などの介助動物については、手数料は不要です。ただし、動物の種類は犬のみとなります。
≪事前の準備≫
盲導犬輸出入許可証、獣医師からの診断書、介助動物であることを示す文書または介助犬証明書を入手してください。
出発の48時間前までにチャイナ エアラインに連絡し、承認と各手続きを済ませましょう。
≪フライト中≫
介助動物は飼い主の足元に座らせておきます。
非常口の座席は利用できません。
≪介助犬と共に乗り継ぎをする場合≫
台湾で乗り継ぎをする場合は、「Application Form for Animal Transit(動物乗り継ぎ申請書)」を台湾の動植物検疫機関に送る必要があります。
Application Form for Animal Transit(動物乗り継ぎ申請書)
https://www.baphiq.gov.tw/office/hcbaphiq/ws.php?id=847
台湾の動植物検疫機関
hc04@mail.hcbaphiq.gov.tw
ペット同伴について7:料金
ペットとケージは無料受託手荷物許容量に含まれません。
ペットとケージの合計重量に基き、1.5倍の超過手荷物料金が適用されます。